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小説:海堂尊著『チーム・バチスタの栄光』2007年8月15日 [読書]

一気に読んでしまいました。というのが正直な感想。個人としては医療の知識なんてほとんど無いのですが、それでものめりこんで読めてしまうのは展開の面白さにくわえて強烈なキャラクターが搭乗していること、そして、緩急のバランスがいいので飽きないで最後まで連れて行ってくれたそんな感じがします。

先日本屋さんに行って平積みされているのをたまたま見つけたのがはじまり。黄色い表紙で目立っていたのも印象的だったのかもしれません。はじめは、妻が見つけてちょっと面白そうと言うことで購入しました。
買ってすぐのときはまだ読んでいた小説があったので、それを読み終わってから読もうと思っていたのでしばらくはそのまま。

やっとこのチーム・バチスタ…が読めると思って読み始めた瞬間その面白さにはまってしまいました。取り扱っている問題は決して軽いものではないのですが、今までの医療現場ものと明らかに違うのはそのコミカルさ。リアリティがある分そのコミカルな面とのギャップが面白いんですよね。著者の海堂尊さんは、現役の医師。

そういった目線だからこそ書きうる小説と言う機もします。病院という閉鎖された組織空間。それは日本の旧体質の塊のような存在。それが現在でもなお変わりないんですよね。そんな病院内を舞台にした物語。

あらすじ:東城大学医学部付属病院では、心臓移植の代替手術である「バチスタ手術」の専門チームを作り、 次々に成功を収めていた。ところが今、三例続けて術中死が発生している。 しかも次は、海外からのゲリラ少年兵士が患者ということもあり、マスコミの注目を集めている。 そこで内部調査の役目を押し付けられたのが、神経内科教室の万年講師で、 不定愁訴外来責任者・田口と、厚生労働省の変人役人・白鳥だった……。(HPより引用)

これだけ聞くと、かなりシリアスな場面が多くまたちょっと難しそうな気がしますが、読み始めて抱いていた先入観は吹き飛んでしまいました。はじめに出てくる田口公平の語り口調。これが病院のヒエラルキーからすでに逸脱していることを匂わせています。病院と言うシステムに対する皮肉はもしかすると、著者自身が感じていることの代弁なのかも知れません。

そんな田口がとんでもない役を引き受けなくてならないところから、物語はじまります。このストーリーでの最大のキャラクターといえばもうひとり忘れてはならないのが、白鳥圭輔。厚生省の役人にしてその発言はすでに変人。しかし彼のロジックは的を射ているんですよね。ただデリカシーがゼロですが。

そんな彼ら以外にもさまざまな登場人物がその個性を発揮しています。その中で展開されていく事件とそれぞれの思惑。ミステリーといえばミステリーですが、どちらかというとやっぱりエンターテインメント作品と言うのが一番なんではとおもいます。それは、ミステリー的な要素が陰に回ってしまうほどに登場人物が立っている点もあるのかなと思います。

とまれ、この著者のファンになってしまったのは言うまでも無いです。ほかの作品も機会を見つけて買いにいこうと現在画策中です。
===こちらもよろしく===

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映画:『博士に愛した数式』 2007年2月10日 [読書]


博士の愛した数式

今日は久々に映画を見ようということで、前日から借りてあった映画を妻と二人で見ることにしました。私が仮にいけなかったので、妻は気をきかせてくれて、見たかった映画をわざわざ借りてきてくれました。前々から見たいなあと思っていたのですが、借りられていたりで見ることが出来なかった『博士の愛した数式』をきょうはゆったりとしたじかんでみることができました。

【あらすじ】:母が家政婦紹介所から派遣されたところは、80分しか記憶が持たない元数学者「博士」の家でした。数学の教師となった青年があるクラスの授業で自分がルートと言われる要になった所以から思い出を語っていく。数学をこよなく愛している博士に母は、少なからず困惑する。ある日、10歳になる私がいることを知った博士は、幼い子供が独りぼっちにさせていることに対していたたまれなくなり、次の日からは私を連れてくるようにと言う。次の日やってきた私を博士は「ルート」と呼び、その日から3人の日々は温かさに満ちたものに変わってゆく…。

登場している博士(寺尾聰)は確かに偏屈ではあるし、80分しか記憶が続かないことで、苦悩をする場面も多々ありますが、そのときそのときを素直な気持ちで生きている姿には美しさを感じてしまいます。それを家政婦として支える母(深津絵里)そして10歳のルート(齋藤隆成→吉岡秀隆)との間で流れていく時間は、暖かくそしてゆっくりとしたなかでひと時ひと時がきらめいているようです。

とかく数学の話がでてきていていますが、そんな博士と、それを陰で支えている博士の義姉(浅丘ルリ子)との関係についてもふれられていて、たんに暖かく・楽しいだけのお話ではない。作品自体は静かに流れていますが、その裏側に流れるものは、奥深く描かれていることで最後まで充分に楽しめたかなという気がします。

劇中で出てくる、素数・完全数・友愛数、それからオイラーの公式なんていうものを通じて数に秘められた不思議ととも美しい言葉たちにはなんとも親しみを感じてしまいます。博士が数字に対していとおしく語ることは、とても尊く慈しみに満ちているような気がします。こんなことをちょっとでも伝えてくれる先生がいたならば・・・もっと数学をみる目が変わったのではないかななんて思ってしまいます。

見終わった後の余韻は心地よく、見たいなあと思っていた初めの頃からすると、期待をいい意味で裏切ってくれる作品でとても満足でした。こういうタイプの映画がもったあったらなあなんて思うのはちょっと贅沢かもしれないけど、また期待したいですね。

時は流れず・・・そしてルートのようにそんな風に生きてい行くことができたらなんと幸せなんでしょう。


東野圭吾著『殺人の門』 2006年12月22日 [読書]

殺人の門殺人の門
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 殺人の門
[著者] 東野 圭吾
[種類] 文庫
[発売日] 2006-06
[出版社] 角川書店

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東野圭吾を読み始めたのは、かの有名な「容疑者Xの献身」を読んだのがきっかけ。それまでは、名前は知っていたもののほとんど知らないというくらいでした。それが、先に上げた本を読んでからちょっと興味が湧いて、湯川シリーズを読み出しました。この作品は、湯川シリーズの後どうしようかなと本屋で見つけて手にとったものです。

妻が家にある「手紙」をよみだしたので、私はこちらを読むことに・・・。帯にはこう記されていました。「あいつを殺したい。でも私には殺せない。 -誰しもが心に抱く『殺人願望』。その深層をえぐり出す、衝撃の問題作!-」なかなかに意味深ですよね。ということは誰かは殺害されてしまうのかなと思わせるのですが、まずはじっくり読んでみることに。

文庫本裏表紙:「倉持を殺そう」と思ったのはいつからだろう。悪意のごときあの男のせいで、私の人生はいつも狂わされてきた。そして数多くの人間が不幸になった。あいつだけは生かしておいてはならない。でも、私には殺すことができないのだ。殺人者になるために、私に欠けているものはいったい何なのだろうか? 人が人を殺すという行為は如何なることか。直木賞作家が描く、「憎悪」と「殺意」の一大叙事詩。

主人公である田島和幸。歯科医師の息子として生まれお金に困ることのない生活をしていたのもつかの間、両親が離婚。父の事業の失敗とその様子は絵に描いたような転落劇。その中で貧困の中で孤独な思いをしながら生活していく。そんな中で学校にいじめ、初恋と不幸になりながらもいろいろと体験していく。

そんな不幸な彼の影に現れるのが倉持修。彼は小学校以来の同級生。言葉巧みに相手の心を掴む才に長けていてその片鱗は小学校の賭け五目並べから始まっている。彼がもしこの物語にいなければ、和幸は幸せだったのであろうか。そうとも言い切れないまでも、ささやかな生活をしていくことが出来たのではと思う。

この倉持との出会いは和幸自身の人生を狂わせるというより、操られているに近いです。それだけ彼は巧みなんだと思います。まあもちろん和幸自身が、意思が弱いという面もあるのでしょうが。和幸の幼少期にもうすこし救いのある生き方が出来ていたならば、何もこんな封に考えることはなかったかもしれないという思いもありながらも物語は脱線も許されず進んでいきます。

倉持頭の中につねにあるのが、相手をうまく利用していかに自分が得するかという点。決して貧しい生まれではないにしても、生まれながらにして貧富の差に強烈なコンプレックスを抱く彼だからこそ、その性格というか、感情が産まれていったのかもしれません。それは一つの執念がなせる技なのかも知れませんが。

描かれている、ディテールのよさのために、二人ともある意味この作品の中ではごくあたり前に立ち回っていますが、よく考えてみればうーんと思うところあるのです。しかし、読みすすめていくとその書き手の上手さに私自身も引き込まれていくのです。まさにそれは和幸のように・・・(笑)

倉持はその口の上手さから、詐欺商法に身を置いていくしかし、彼自身はこの世にいる人間をまるで二通りの者しかいないかのごとく考える。騙す者と騙される者。その手口は恐ろしく手馴れている。倉持にとって和幸は単なる手駒としか考えていないのかとおもう節もあるが、それだけの感情ではないのだと思います。

二人の生き方それは、没落の不幸な人生とコンプレックスから生まれた人生をもつ二人の歪んだ友情劇なのかも知れないのです。とはいえ決して楽観的な話ではありませんが・・・。最後まで一気に読みきって思うのは、決して清々しいものではないし、全編にわたって陰鬱なものが付きまとう点ではなんともやりきれない感じがします。

決して楽しい小説ではないので、読み終わった感想もそうですし、そもそも読むかどうかという点でも意見が割れそうな小説ではありますが、この一冊読むと、東野圭吾の書き手としての上手さを十分に堪能できるのではないかなと思います。


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仙川環著『感染』 2006年12月14日 [読書]

昨日に引き続いてというわけではないのですが、これもこの間読み終わったのでちょっと載せようと思います。この手の話はTVやニュースでも聞いたことがある知識もあり、読み進んでいく中で結構引き込まれていく点が多く一気に読んでしまいました。(笑)

この本は、近くの本屋さんにいった時にたまたま見つけたもの。平積みされているコーナーがあって、そのときの帯を見てかってしまいました。帯にはこう記されていました。「いま、話題沸騰の医学ミステリーです! 我が子を救おうとして天才医師が選んだ道は・・・」裏には「続発する幼児誘拐殺人事件。だた、何故自分の子供が!?そこには大きな策謀がかくされていた ― あなただったら、どうしますか?」

うーんこれはちょっと面白そうとして手にとって読むことにしました。ここのところなかなか本を読む機会がなかったのでちょっと何か読みたくなっていたときなので丁度良かったのかも知れませんが、著者はじめての作品とは思えないほどその展開にひきこまれいきました。

物語のあらすじは次のとおり。
・・・ ウィルス研究医・中沢葉月は、ある晩、未来を嘱望されている外科医の夫・啓介と前妻との間の子が誘拐されたという連絡を受ける。幼児は焼死体で発見されるという最悪の事件となったにもかかわらず、啓介は女からの呼び出しに出かけていったきり音信不通。いたみ戸惑う気持で夫の行方を捜すうち、彼女は続発する幼児誘拐殺人事件の意外な共通点と、医学界を揺るがす危険な策謀にたどり着く―。 ・・・

全体的なはなしは、中沢葉月から見た視点で物語が進んでいきます。彼女の置かれている立場や、進んできた道様々な葛藤を抱えながらも本分を全うしているのですが、夫の最近の様子の変貌を機に不安の募らせていきます。

私自身、いつも本を買うのは表紙、タイトルそれから帯くらいなもので、あらすじなどはあえて読まないようにしています。あまり先入観をもたないで読むほうがその先の展開をなるべく自然体でたのしみたいからなんですが。冒頭を読み出してからはどんな展開になるのかはあまりそうぞうできなかったのですが、事件が起こってからは、まさにジェットコースターのような感じ。

全体の印象は、かなりストレートで素直な文体。なので読みやすい。主人公の心情を織り交ぜながらも、本線は確りしていて、出てくる伏線も結構分かりやすくなるほど~というかんじで楽しめました。取り上げている題材が題材だけに、物語で扱われいる以上に根深いものなんだろうなあという気がします。

あまり知らなかったのですが、臓器移植売買については結構ショックなところでした。日本では臓器移植についての実施例も少ないこともありますし、臓器移植をめぐる諸問題に対してあまり取り上げられていないのですが、海外ではそれらについてかなり問題になっているというニュースもあるそうです。そんなわけで取り上げられているモチーフであったり、背景というものにはかなりリアリティを感じました。

最後クライマックスまでにいたるところでは、テンポよく進んでどうなるんだろうという期待をもたせている反面、ちょっと粗いかなあという気もしました。あまり書くとネタバレになってしまいますから書きませんが、話の発端からクライマックスまでの問題の大きさを考えるともうちょっとと思ってしまいました。とはいえきちんとまとめられているし、欲を言えばという感じですかね。

主人公の目線を通してということを考えるとこのすとーりーはよく出来ているかなと思います。単なるミステリーという枠だけでなくその背景にある問題や、あるいは一人の人間の物語としての読み物としてもなかなかに手ごたえのある一冊名のではという気がします。

手にとって読み出したら、最後まで読まずに入られない機にさせること間違いなしの一冊です。

感染
感染
仙川 環


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竹内薫著『99.9%は仮説』 2006年12月13日 [読書]

以前からかっていた本だったのですが、ここのところの忙しさにかまけてずっと保留のままだった本を読んでみようということで、先日から読み出した一冊。結局読み出したらあっという間に最後まで読みきってしまいました。というわけで、今日はその本の紹介。

タイトルにもあるとおり、読んだのは竹内薫著『99.9%は仮説』という本。本を買うきっかけになったのが、最近もちょくちょく見ている深夜のコマネチ大学数学科という番組。いろんな数学の問題を面白く扱ってくれる私にとってはかなり有意義な番組。(こんな番組がもっと増えないかなと思っているのですが・・・)その中で案内役を勤めてくれる先生の一人がこの本の著者の竹内さん。

私自身、大学時代には物理科に所属していて、そのときにはそれなりにいろんなことを学んだ記憶がありますが、今でも頭の片隅に残っている記憶といえばなにかというとそのときに培ったものの考え方かなというくらい。相対性理論もべんきょうしましたがこれがどうして、出てくる式なんてものはほとんど記憶していないんですよね。(笑)

そんな感じだったので、この本を手にしたとき果てさてどんな内容なのかなというのはかなり楽しみな感じで読み進めました。本の中に出出てくる一説に、理系に進む人はには必須のバックグラウンドとして、科学史や科学哲学の教育があげられています。

これは私も強く思います。普通の歴史を学ぶこともその本当の意義というものが見放されている現状ですからある意味しかたないのかもしれませんが、何故当時そんなことが考えられていたのか、何故その仮説はだめになっていったのかというのを知るのは大事なことだと私も思います。

この本でたびたび出てくるこの「仮説」こそ、もちろん科学で通説として通っていることもでもありますし社会生活を営んでいる全ての人が、何らかの「仮説」をたてて生きているということなのだと。だから言わば、世界の多くは仮説に始まり仮設に終わるということ。

世の中のことである仮説だけが絶対視されるような根拠はきわめてないのが普通なのだということなんですよね。科学者が研究するに当たっても、まずは「多分こうなるだろう・・・」なんて仮説を立ててその仮説を裏切らないデータがそれって来ることによってある仮説は支持されていくわけです。ということは、その仮説が成り立たないというデータが出てしまった瞬間その仮説は捨て去られる運命にあるわけです。この潔さが反証可能性。科学において唯一の定義とっていもいいのかもしれませんね。

これが、いわゆる心霊現象だったりオカルト的なものそれから世の中の政治体制や宗教なんかといったものとは根本的に違うゆえに信頼性があるんだと思います。だからといってなにも人生の全てにおいて反証可能性をつかって斬っていこうというわけではないと思います。

そんなことをしていたらはっきりいって普通の生活なんてとてもじゃないですが出来ないですから・・・。でも自分の持っている基準あるいは生きていくための指針であったり常識が他者とは違うんだということは認めることは出来るのではないかと思うんです。あるいは、誰かの一面を見ただけで○○はそういう人だというのもある意味危険なことだということ。

相手の立場や心積りを少しでも気付いていくにはそういった相手の仮説を知るということが大事なことと著者はのべています。そう、じつは科学的なものの見方というのは意外に簡単なことだあったりもするわけなんですよね、子供が何故何故?ときくのは、もしかあしたら至極科学的なのかもしれません。(笑)

この本を読みながら、ああそういう視点てだいじだなあと改めて気付かされました。自分ではある程度できているかななんて思っていたらとんでもないです。(笑)読み終わってからちょっと新鮮な気分になることが出来て良かったです。これ結構オススメですよ。


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乾電池で有人飛行?  2006年7月18日 [読書]

最近省エネが叫ばれていますよね。
我が家でもなるべく無駄な電気は使わないように心がけているつもりです。
結構馬鹿にならないのが、待機電力。コンセントに刺しっぱなしにしているだけでも
結構電気って消費されてしまうんですよね。最近ではこまめにコンセントを抜くと
いう週間をつけるようにしています。とはいってもすべての電化製品でそれをやるわけ
には行かないのでその辺りが難しいですが。

省エネと関係ある記事をちょっと見つけたのでにっきに書いてみました。

東京工業大学と松下電器産業で立ち上げた共同のプロジェクトチームが16日、市販の
乾電池160本だけを動力源とした有人飛行に成功したそうです。乾電池だけを使った有人
飛行は世界初で、飛行記録391.4メートルを公式記録として申請するようです。

松下電器産業によると、プロジェクトは今年1月スタート。東工大と同社が、幅31メートル、
重さ54キロの1人乗り用専用機を開発した。この日は、埼玉県川島町の飛行場で、専用機
を東工大の学生が操縦し、乾電池以外の動力を一切使わず、「高度2メートル以上」などの
条件を満たした公式飛行記録に挑戦。オキシライド乾電池単3形160本で飛行距離
391.4メートル、飛行時間59秒、最大高度5.2メートルを記録した。

また、動き始める際に人の力を使ったケースでは、電池の本数を96本まで減らし、
269.3メートルの飛行に成功した。同社広報グループは「同じ本数で、もう少し長い
距離を飛ぶことも可能だろう」と話している。機体は31日から8月6日まで、
JR東京駅で展示する予定だという。

それにしても一見ばかばかしい企画ですよね。良くそこまでやるなあという気がします。
ことの始まりは、TVでCMをしていた松下電器が開発した新型の乾電池「オキシライド乾電池」
だったという。今までよりもよりパワーのあるこの乾電池の可能性に夢を託すというところ
がちょっとかっこいい。(笑)その前にも車を走らせるなどの挑戦もしていて見事成功。
そして今回目指したのが空というわけだったのです。

いくら乾電池を使ってもちょっと思いつかないというか、そんなことできるの?って
おもちゃいますよね。しかもキチンと人が乗っているわけだから。写真をみると、その飛行
機のかたちは、よく鳥人間コンテストで出てくるタイプの飛行機。機体の翼はかなり長く
人の乗るところは限りなく小さく設計された形。浮き上がると、翼は少したわんだ型に
なる飛行機。

新しく開発された乾電池のパワーもさることながら、これを使って飛行機を飛ばそうなんて
発想と実際に飛ばしてしまう知恵と技術は素晴らしいですよね。直接今の生活の何かに
関係あるわけではないですが、今回の夢のある企画はそのニュースを聞いているだけでも
楽しいです。

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読書:「国家の品格」 [読書]

前々から話題になっていて、ちょっと前にTVを見ているときに、
この本の著者がインタビューに答えているのを目にしてから興味があったので
読んでみました。

というわけで今回読んだのは、藤原正彦著の「国家の品格」
タイトルもさることながら、中身について私個人はかなり共感できる部分もあって
面白く読み終えることが出来ました。

まえから新聞を読んでいて気になっていた記事のひとつに小学校で英語を教える
ことを肯定する向きがあるのをきいて正直びっくりしました。私が英語が苦手
だからというりゆうではなく、何をけずってそんなに間でして英語をやるのかが
気になるわけです。

それに、日本語もままならないうちに英語を教えてしまうっていいものだろうかとも。
大学の英語の講義の際に、英語がまともにかけない人は日本語もいい加減である。
といっていたのを思い出しました。この本の中でも記していることですが、
まさにそのとおりかなと。私たちが持っている日本人としての感覚の大部分が、
日本語を話すことに由来することが多いと思います。

それから強く思ったのが、論理的あるいは合理的な物事だけですべてが片付かない
ということ。この本では武士道精神に触れてこれを世に広めるべきと記しています。
私も一理あるかなと思うのは、論理や合理的だけでは進まない部分が世の中たくさん
あるのにもかかわらず、それをゴリ押ししている点。つまり、ダメなものはダメ
であったり。美しいものをみて人間らしく情緒豊かに生きていくことは、論理的で
あったりするだけでは進まないと思うからなんですね。

さらに興味深いと思ったのは、天才を育む土壌。美しい景色。たとえば日本でいうなれば
美しい田園風景が、人の感性を刺激し天才を生むなんてのも面白いなと思いますし
そういう面は非常にあるかもしれないと思うんです。というのも、私も物理をやって
いた人間の端くれとして思うのは、論理でずっと考え込んでいてもなかなか次の一歩へは
進めないことが多々あること。そこにはインスピレーションのようなものが必要なこと。
つまりは感性が豊かでないとなかなか前へは進むのがたいへんだなと思うことが
よくありました。そう、大学も最後のほうになって、どうしてもっと本を読んでおく
ことをしなかったんだろうと嘆くくらいでした。

この本を読んで強く感じたのは、古きよき日本が持っていた情緒豊かに生きることや
家族を大切に思うこと、相手を思う気持ちなどをもって情けがあった時代を復活して
行かなくてはならないのではと思います。

そもそも、平等や自由なんて言葉も私自身まやかしかなと思います。誰もが平等という
ことはありえないし(あるとすれば時間の流れくらいかな?)自由なんてこともそもそも
存在しない。それが当たり前のこと。だから自己中心的に考えたり、自分さえよければ
なんて考え方や、自分を大事にした生き方というのもどこかちょとずれている気がするん
ですね。周りの人やものをいたわることで自分自身を成長させるこれが本来のあり方
なんじゃないかなって思います。

「情けは人の為ならず」これの意味は最近まで取り違えていた自分も恥ずかしいのですが、
いい言葉だなと思います。意味は、情けを他人にかけることは、単にその人の為ではなく
回りまわって、自分にも報いが来るということ。つまり人には親切にしましょう!
ということです。

論理的なことや合理的な考え、つまりはアメリカ型の思想に基づいて行われる経済活動は
格差社会が広げるわけです。だって弱肉強食の原理に基づくわけですから。もし本当に
これを推し進めるのであれば、皆子供の頃から日本語を禁止。英語で生活し競争力に
絶えうる知識を実にてくけていけば良いわけです。弱肉強食ですから、隙をを見せたら
負け・・・。そんな世の中は極端ですが、現在向かう方向はそんな感じな気がします。

格差は好ましくないと考えるのは、日本人の持っている協調性や和を大事にすることから
きているのではと思います。横並びは個性がないなんてだれかが言っていますが、
昔の日本に個性がないわけなんて全然ないですよね?

とまあこんな感じのことを「国家の品格」を通じて感じました。
古きよき日本の伝統、縄文時代から考えれば1万年近くもこの地に住み考え育んで
きた文化が高々戦後数十年で変貌してしまって失われつつあるということは
思いのほか危機的な状況なのではないかなと思います。色々思う面はありますが、
私個人としてはやはり日本人として生きて生きたいなと強く思います。

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バンコク二日目 [読書]

昨晩降っていた豪雨のような雨も朝には上がっていました・・・。
というは寝たばかりでおきたのは5時。ほとんど寝たような感覚が
ないままおきたという感じです。

そんなことはおいておいて今日から2日間はお仕事で来たのですから
悠長なことは言ってられないのです。今回とまっているホテルの部屋は
相部屋で、一緒にお仕事をしてる方ととまっています。二人ともにけだるい
体に鞭打ってという表現がいいかと思います。出かける支度を始めました。

会場として使われている場所まではバスで40分ほどかかるそうなので
その時間を逆算して行動しないとダメなんですよね。というのもここバンコクでは
電車の交通網が市内に一部あるだけで、後はすべて車移動。

日本ではちょっと考えられないくらい街中のいたるところで渋滞しています。
おまけに朝夕だけでなく夜中の1時2時も渋滞しているのですから恐ろしいです。

今日は土曜日ということもあってだいぶましになっているようですが、それでも
時間通りとは行かない可能性もあるので、早めに行動。

とにかく用意してツアーで用意しているバスに飛び乗る感じでした。
バスの中ではほとんどウトウトしている状態。何とか会場までついてそれからも
大慌てでした。なにせ集まっている人数がすごい。日本の方だけでも2000人以上が
来ていますし、世界の各地から2万人近い人が集まっているのですからすごいですよね。

それも皆で同じ仕事をしているというからなんだか圧巻です。
午前~午後へと貴重な話を聞いたり、いろんな情報などを伝えられることもあって
メモを取るので大変でした。そのおかげであっという間な感じで一日目は
終わってしまった感じです。

帰りのバスに揺られながら、また少し眠い目を擦りながらホテルへと戻ってきました。
夕食は、ホテルの近くのタイ料理屋さん。
相部屋の方と一緒に食事へ行ったのですが、まさにタイ料理!って感じでした。(笑)

頼んだのはエビのサラダと魚のすり身を揚げたもの。それからグリーンカレーと
ビーフカレーを頼みました。

エビのサラダは茹でたエビにタイ特有のドレッシングというかそういうのがかかって
いるもので、バクチーがダメな私は、エビだけ食べてました。(笑)魚のすり身は写真
みるとボール状なはずだったのですが、出てきたのはさつま揚げみたいなもの。これも
中にパクチーが入っていたのですが、あげてあるせいか少しですが食べれました。
グリーンカレーとビーフカレーともにタイの辛味が聞いたもので葉っぱ類は避けました
が割合美味しくいただきました。

お腹が満たされた後は、タイの古式マッサージのお店へ。ベッドの上でマッサージして
くれるのですが、これがなかなかに気持ちよいです。1時間で200バーツですから約600円
そこそこ。日本じゃ考えられないですね~。

タイの暑い夜風に吹かれながらホテルへ戻りました。

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